ソラマメブログ

2008年02月11日

セカンドライフに営業支店、日本IBM

日本IBMがセカンドライフ内に非対面の営業支店「IBM Virtual Business Center」を開設したそうです。

Virtual Business Centerでは、アバターのスタッフが常駐しており、Virtual Business Centerに訪問したユーザーからの相談に応じたり、日本IBMおよびビジネスパートナーの製品やソリューションを紹介したりするそうです。

Virtual Business Center内ではIBM製のブレードサーバーを模型のように展示したり、IBMのスペシャリストによるセミナー実施などのイベントも検討しているそうです。アバターのスタッフは平日9時~17時の時間に常駐し、日本語での相談に応じるそうです。

セカンドライフ内への進出に関してはアメリカのIBMが2007年5月に営業所を開設しており、その後、同年8月にはアジア太平洋地域でオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポールの4カ国がコンシェルジュを配置しています。今年の1月24日には中国も参加し、英語と母国語での対応を行っているそうです。

この他ヨーロッパ諸国も参加しているので、日本はアジア太平洋地域で6番目の参加となるそうです。

日本と中国は、グローバル共通エリアの他に各国の専用エリアを設置し、コンシェルジュ・デスクを配置するそうです。コンシェルジュは30人前後でシフトを組むそうで、日本では2人体制で展開するということです。

日本IBMはこれまで、非対面の営業手段として電話、ウェブ、Eメール、FAXを活用してきたが、これにセカンドライフを加えるようです。

セカンドライフへの進出について日本IBMの担当者は「IBMとしてはバーチャルワールドの技術分野に10億円の投資を決定しており、セカンドライフを含めた3Dインターネットに対して非常に大きな可能性を見出している。」と話しており、さらに「顧客とのコミュニケーションにおいては、顧客のニーズに合わせ様々な手法が考えられる。将来、3Dビジュアライゼーションはもっと簡単で使いやすく、多くのユーザーが望むコンタクト方法になると信じており、このテクノロジーを活用することで顧客の満足度を高めていきたい」と話しているそうです。

Virtual Business Centerは昨年5月の開設以来、世界全体で10,000人以上のユーザーが訪問しているそうです。これからますます利用者が増えていくのでしょうか。



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